市販育毛剤の真実

育毛剤の「配合成分数が多い=効果が高い」は嘘?【ただのイメージ操作説】

市販の育毛剤の宣伝文句で以下のような文言を目にしたことはないでしょうか?

よくある宣伝文句:「配合成分数業界最高レベル!○○種類配合!」

一見すると何となく、「色んな成分が配合されてて何だか良さそう」「効果が期待できそう」という印象を持ちがちですが、これ正直間違いだと僕は思ってます。

理由は単純に、同じ容量の中で配合成分数を増やせば増やすほど、一つずつの配合量は減らさざるを得ないからです。

【具体例】配合成分数が増える=1成分ずつの濃度が下がる

例えば、イクオスEXプラスは1本あたり120mlのボトルで、1ヶ月間を目安に使い終わるよう設計されています。

そして、この120mlの中身はすべて育毛成分で構成されているわけではなく、水やアルコール(エタノール類)がほとんどの部分を占めています。

これはイクオスEXプラスに限らず他の育毛剤でも同じことです。

ただし水とアルコールがどのくらいの割合で配合されているかの記載はないので、ブラックボックスではあります。

ですが仮に、単純に水とアルコールの配合割合が各社同じだったと仮定すると、他の配合成分数が多いほど一つ一つの成分の配合量は下がることになります。

イクオスEXプラスの一日に使用する配合成分量

例えばの話、イクオスEXプラスの120mlのうち、7割が水とアルコールが占めた場合、有効成分量は36mlとなります。

36mlを単純に124類で平均して割ると、1本に含まれる一つ一つの成分量は約0.29mlです。

さらにこれを一カ月使うと考えると、一日あたり使用する成分量はたったの約0.01mlという計算になります。

計算式は以下。

  • 120ml×(1-0.7)=36ml
  • 36ml÷124種類≒0.29ml
  • 0.29ml÷30日間≒0.01ml

もちろん、すべての成分を均等に配合しているわけではないし、あくまでも単純計算でザックリとした計算ですが、本当にこんな量で効果があるのでしょうか。

一日たった0.01mlですよ。

水1滴の体積がだいたい0.04mlと言われているので、イクオスEXプラスで毎日頭皮に与えられる育毛成分は、その1/4ということになります。

ぶっちゃけ、本当にこんな成分量で効果が期待できるものなのか?かなり疑問です。

医薬品であるミノキシジルでももっと塗布するのに、医薬品よりも効果が緩やかな医薬部外品がこの量では、さすがに厳しいのではないかと。。

配合成分数よりも何が配合されているか?濃度はどれくらいか?が重要では

近年では消費者の多くも上記で書いたことに気付いている人が多いのか、最近の育毛剤では

配合されている成分数よりも「何が」「どれだけ」配合されているのか?にこだわって設計されているように感じます。

例えば、大正製薬の有名な「リアップX5プラス」は、ミノキシジルの濃度によって製品が分かれています。そして濃度が濃いほど価格も高く、効果が高いとされています。

医薬品以外にも、最近知られるようになった新しい育毛ケアアイテムであるスカルプエッセンスも同じです。これはジャンルとしては化粧品に分類されます。

例えば、スカルプエッセンスで有名どころの「フィンジア」は、キャピキシルとピディオキシジルという育毛成分を業界最高濃度配合していることを売りにしています。

また、もう一つのスカルプエッセンスとして知名度の高い「リデンシル」を配合した「プランテルEX」や「リデン」なども注目されています。

いずれも、「最高濃度5%配合!」などしっかり濃度をアピールしています。

独自成分を推している育毛剤はエビデンスチェックを怠らない

あとは、各メーカーで独自成分というものを開発、配合しているケースも多いです。

イクオスEXプラスなら「アルガス-3」、ロングセラーで有名なポリピュアEXならば「バイオポリリン酸」とかですね。

濃度で勝負するのではなく、「これだけ効果の高い育毛新成分が配合されているのはうちだけですよ」というブランディングをしているわけです。

もちろんそういった独自成分には「エビデンスや裏付けがしっかりあること」が使用を検討する前提ではあります。

ただ今の風潮から考えても、育毛剤を選ぶ際に配合成分数を基準に選ぶのは時代錯誤なのでは?そもそも選び方間違ってない?というのが僕の見解です。

なので、個人的におすすめしたい育毛剤選びの基準としては「いかにエビデンスのある配合成分が濃い濃度で配合されているか?」という点を重視するといいと思います。

そうすれば、無駄に空振りする確率はグンと下がるのではないかと思います。

医薬品の育毛剤以外に過度な期待は禁物

ただし、医薬部外品にしろスカルプエッセンスの化粧品にしろ、「髪が増える」とか「毛が生えてくる」というような過度な期待はしても無意味です。

そこまでの劇的な効果を望むならば初めから医薬品を使うべきだし、AGA治療として病院に通うべきです。

あくまで「現状維持」「薄毛予防」のために使うのが本来の使い方なので、その点だけしっかりと認識したうえで使用を検討したほうがいいです。

すでに薄毛がかなり進行している人、ないところから髪を増やしたい、生やしたいと考えている人は、迷わずAGAクリニック受診でOKです。

というかそれ以外ベストな選択肢は今のところないです。

こちらの体験レポートの最後に、AGA治療をしたい人向けに「病院選びのポイント」や「おすすめのクリニック」についても解説しているので、そちらをご覧ください。

イクオスEXプラスが悪い商品とか意味ないというわけではない

最後に勘違いしてほしくないので言いますが、僕はイクオスEXプラスのリニューアルで配合成分数が大幅増加したことに別にケチつけるつもりではありません。

育毛ケアは多角的に行うのが一番改善効果が高いと考えているので、そういう意味では配合成分数が多いほうが多角的なアプローチが可能という見方もできます。

疑問視しているのは、各成分の配合濃度、全体量の水やアルコールの割合、公式ページの広告文です。

成分濃度や割合は公表されていないので、良い悪いを結論づけることはここではできません。公式ページのイメージ戦略だけはちょっとどうかなと思いますが。

とはいえ、イクオスEXプラス愛用者の人の中には、嬉しい変化を体感されている人もいるでしょう。

そういう人の声がまるっきり嘘かと言ったらそうじゃないと思うし、本当に体質に合う合わないとか個人差とか、他の要因も重なり合った結果だと思います。

決して自分がさほどイクオスEXプラスで効果を実感できなかったから愚痴ってるわけじゃないですよ!

あくまで「こういう考え方もできるよね」というのをシェアしたかったのと、他のろくでもないぼったくり育毛商品とかに騙されてカモられる人を減らしたいという目的もあって言及したまでです。

参考程度にしてもらえれば幸いです。

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